■
いきなりなんですが、僕は今年で40歳になるんです。
そろそろ人生折り返したかな…
僕は人生の中で進むべき道を何度か迷った事がある。
特に印象に残るのは3つほど。
1つ目は高校卒業後の事。2つ目は結婚する前。3つ目は離婚した後。
2つ目3つ目は重たい話しになりそうなので今回はパス。
1つ目の高校卒業後について話そうと思います。
僕が通っていた高校は自宅から遠くない工業高校。
特に行きたい高校もなく、なんとなく受験して通い始めた高校。強いて言うならモノづくりに興味があったので工業高校かなぁって程度のチョイス。
高校選びが適当だったのに、さっそく部活を決めろだなんて。なんでも良かったので、当時の担任が顧問をしている「自転車競技部」へ入部することとなった。
ホントね、軽い気持ちですよ。軽い気持ち。
ですが、相手さんはそんなつもりはナッシング。なんせ、全国大会で上位常連の強豪校なんですもの。
部員は当時60人程。授業が終わってから夜8時近くまで毎日練習。部活動が休みの日は驚きの年間2日だけ。
おかげさまで3年間その練習をこなせば、そりゃー強くなりましたよ。身体もメンタルもね。
どれだけ自転車競技が強いかなんて普通の人に説明したって分かりっこないよね。
身近なとこで言えばあれですよ。原付。
うちの部活の練習三年頑張るとね、原付より速く自転車が漕げるんですよ。なんならマクリますから。
こうして3年間頑張って練習して、いざインターハイにも国体にも出た訳なんですが、問題はその後。
日本には「競輪」という競技があるわけですが、自転車競技部のランチからすると、そこが目的地というか憧れというか…
もちろん全員が目指している訳ではないですが、少年野球部員がプロ野球選手になりたいのと同じで、自転車競技部のみんなも競輪のプロになりたいんですよ。
迷いましたね。だって、プロ試験を受験するのであれば、時期的な問題もあり進学や就職の希望が出せないのです。もともと、工業高校ですので、進学を希望する人は多くなく、ほとんどの人は就職。
早い時期から面接の練習をして、内定貰った状態で卒業→就職の流れですよ。
しかし、プロへ進むのであればプロ試験を受けて、合格すれば静岡の競輪学校へ進み、一年間泊まり込みで練習と勉強をするのです。
我が家は母子家庭で、母親にはそうとう負担が大きく、自分が早く働いて楽させてあげねばダメなのですが、競輪選手になり、今まで我慢してきた分まで楽させてあげたい気持ちもあって、かなり迷いました。
家庭の事情を知っていた顧問の先生も
「お前がプロになってお母さん楽させてあげなきゃダメやぞっ!」
と親身になって話してくれました。
そしてプロを目指す決断をしました。
母親も賛成してくれ、迷いなく試験に臨むことができました。
結果は
落ちました。
ここまで長々話したのに不甲斐ないオチですいません。
試験当日、何故か普段通りの実力が発揮できず、思ったタイムがだせずに試験は不合格。
ただ、今となっては不合格でも良かったのです。合格してプロになっていたとして、どんな自分なのか想像もつきませんが、間違いなく今の仕事、嫁さん、息子と娘には出会えてないのでしょうし。
タラレバ言っても仕方ない。
今を大事に生きよう。
<div class="freezed" style="margin-top: 2em;">
<p>#「迷い」と「決断」</p>
<p><a href="https://htn.to/4ystEcHQhq" rel="nofollow"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hatenablog/20190516/20190516104409.jpg" width="320" alt="りっすん×はてなブログ特別お題キャンペーン〜りっすんブログコンテスト2019「迷い」と「決断」〜"></a><br>
Sponsored by <a href="https://htn.to/2GiarWTL7E" rel="nofollow">イーアイデム</a></p>
</div>